Keishi Tanaka

A SONG FOR YOU -

 アルバム『BREATH』のリリースツアーが終了して3週間が過ぎました。さすがに余韻も落ち着いたけど、今回はツアーの期間が6月から10月と長期に渡っていたというのもあるし、その間に新曲をリリースしたくなるほどの濃密さもあって、振り返るのにも少し時間がかかりました。来てくれたみんなはどうだっただろうか。

 その新曲リリースというのにも大きく関わったのですが、今回は『A SONG FOR YOU』という新しい試みについて少し書いておきます。時間あるときに読み進めてください。

 まず、『A SONG FOR YOU』というのはグッズのひとつで、シリーズ化を目指しているわけですが、入れ物は封筒の形をしています。決まりとしては、音楽がなんらかの形で同封されていることと、それに対する想いを手紙のような感覚で綴っていこうかなということくらい。細かいことはあまり決めていません。

 何も告知せずに突如新曲を配信したり、レコーディング終了とほぼ同時にみんなに聴いてもらえたり、ストリーミングで音楽をリリースするようになって、そのスピード感とか共有する空気みたいなものが今の時代に合ってるし、音楽を作ってるこっちも楽しいし、逆に音楽リスナーとしても便利だし、良い時代だなと思っています。なので、これからもストリーミングサービスを使って、配信などは積極的にやっていくでしょう。

 で、それとはまた別の想いもあって、ひとつはやっぱりライブを体感してほしいなということ。もうひとつは、モノを持っていてもらうことで大切にできる音楽と、その作品の音以外の部分もやっぱりあると思っていて、それはその人の人生の中に在りたいということなのかもしれません。「人生のあの時期」っていうのを僕の音楽を通していつでも思い出せるように、そんなことを願っています。

 で、思いついたのが『A SONG FOR YOU』というグッズ。「音楽を売る」という、ある意味、ミュージシャンとしては当然のことですね。ただ、配信とはまた別の気軽さがそこにはあります。

 Vol.1は新曲「One Love」を中心にした作品。曲に込めた想いなどをしっかりと届けるためにも、この形は良かったのではないかと自画自賛してます。チェックしていなかったという人はまだ少し残っていますので、ぜひ。

 で、なんとVol.2を早くも作りました。2ヶ月連続ということになりますね。ちなみに、これは予定になかったことです。なぜこんなことになったのか。ここで話は冒頭に戻りますが、きっかけはアルバム『BREATH』のツアー完結にあります。MC含めノーカット2時間のライブ音源と、山川哲矢による当日の写真を軸に、思い出の共有というのが作品テーマです。余韻をどうしようかと考えた結果、今回はブログではなく、『A SONG FOR YOU』として残すことにしました。ライブ音源に関してはブックレットにその想いを書いたので、買ってくれた人は聴きながら読んでみてください。そして、ライブ写真も音楽と似ているところがあると思っていて、SNSやライブレポートで気軽に観られるのも嬉しいけど、どうしても流れていってしまうものかなとも感じています。なので、今回は20ページのジンを作りました。持っていてほしい小さな写真集です。

 あまり高いものにせず、チープだけどなんか温かい作品として、『A SONG FOR YOU』を続けていければ良いなと思っています。手にしてもらえればその意味がわかるかなと思うので、ライブ会場の物販や、ウェブショップをたまに気にしてみてくださいね。
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