Keishi Tanaka

ライブハウスへのドネーション楽曲「Baby, Stay Home」 -

 家で過ごす時間が多くなった。非日常だと思ってた生活が、日常になりつつあります。考える時間は増えてく一方だけど、答えらしきものはほとんど出てきません。答えがわからないまま、それぞれの考えで動く。今はそれしかないと思っています。(想いはひとつ前のブログ参照 : http://keishitanaka.com/blog/2020/04/2020415.html)

 ライブはなくなり続けてるけど、リリースは続いています。4月に入り、楽曲提供&サウンドプロデュースをしたNegiccoのNao☆さんのソロ曲「rainy 〜next seasons〜」、Kan Sonoくんと作った自分の新曲「The Smoke Is You」、Frontier Backyardの宅録企画「h/e/a/r/t/b/r/e/a/k」と3曲リリースされ、今回は4曲目のお知らせ。

 10日ほど前からSNSで公開制作していた曲が完成したので、ダウンロード販売することにしました。13人の仲間と作った作品で、ぞれぞれの想いが歌詞とメロディーとアートワークで表現されています。タイトルは「Baby, Stay Home」。外出自粛をしてる人も、仕事を続けている人も、家にいる時間を少しでも良い時間に変えられるようにと思って書きました。ちなみにみんなを代表するつもりはないので、あくまで僕のパート、個人の想いです。

 そして、ここからは参加メンバーのみんなで話し合って決めたことです。

 今回はOTOTOYの「Save Our Place」を利用して、クレジット手数料を除く全額を、一部のライブハウスとクラブに届けることにしました。

OTOTOY「Save Our Place」
https://ototoy.jp/feature/saveourplace/

 ドネーションの対象は、「3月、4月に参加メンバー自身が中止を決定した会場」とさせてもらいました。「助けたい場所」という気持ちだけではとても絞りきれず、まずは自分たちが穴を空けてしまった会場からという想いです。その先はまた考えていくので、今はこの条件に関しても理解してもらえたら嬉しいです。

 あと、「ミュージシャンに直接届けたい」というありがたい言葉も少しずつ届いています。ありがたいことです。ただ改めて伝えたいのですが、ライブができる場所を助けることは、僕らを助けることになります。終息したあとのことを想像してみてほしい。音の鳴る場所を守りたいんです。自分のことに関しては、今後もいろいろと考えていきます。いろいろ発表して、みんなを楽しませられたらなと思うし、場合によってはみんなの気持ちもありがたく受け取ります。ただ、今回は僕らに対する気持ちも一緒に乗せてもらえたらと嬉しく思います。

 いろいろ書きましたが、とても良い曲ができたということを最後に書いておきます。メロディーが変わり続けるのに、ひとつの芯がある面白い曲です。そして歌詞がそれぞれのメッセージ。一緒にこの流れを作っている最高な仲間たちを誇りに思います。


参加アーティスト : 岩崎慧 (セカイイチ) / Keishi Tanaka / 柴山慧 / 谷川正憲 (UNCHAIN) / LOVE / 岸本亮 (JABBERLOOP, fox capture plan, POLYPLUS) / 紗羅マリー (LEARNERS) / 岩崎愛 / 村松拓 (Nothing's Carved In Stone, ABSTRACT MASH) / 桃野陽介 / 松本誠治 (the telephones, We Come One, Migimimi sleep tight, 大宮Base) / ナギケン (HardyRyan) / 【Cover Design】TA-1 (KONCOS, Anoraks)


対象ライブハウス & クラブ : FEVER (東京)、GRAPEFRUIT MOON (東京)、musica hall cafe (札幌)、ONZO (高知)、Orgam bar (東京)、SHELTER (東京)、Sound lab mole (札幌)、UnderSea (高松)、WWW X (東京)、440 (東京)、ファンダンゴ (大阪)、ムジカジャポニカ (大阪)

IMG_0584.JPG

2020年4月15日という日 -

 2020年の4月15日は、忘れられない1日になりました。ラジオの生放送で久々にライブをして(といってももちろん無観客ですが)、夕方に家でビールを一口の飲んで、この文章を書き始めたところです。不思議な話だけど、例えばツアーとレコーディングが重なって忙しい時期に、キャンプに出かけたときのような息抜き感。それを生業であるライブで感じるなんて。今の毎日がいかに異常な事態であるかを再確認しました。

 最初に、毎日ギリギリの状況で働いているであろう医療従事者、休むことができない介護従事者、物流関係者、スーパーやコンビニなどで働く方、ほかにも僕らのために今も働いている皆さんに、この場を使って感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。彼ら、彼女らの体と心がこれ以上傷つきませんように。これは共通の願いだと信じたい。

 一方、僕の仕事は音楽を鳴らすこと。金を稼ぐという意味での仕事は、この1ヶ月ほぼやっていません。ライブは告知前のものも含めて10本ほどなくなりました。これからのも入れるとすでに20本近いです。もっと増えるでしょう。人前でライブをすることに関しては、もう気合いでどうにかなる問題でもないし、ある程度の覚悟みたいなものもできています。
 もうひとつは制作活動。年明けから準備をして、3月にレコーディングを終えた新曲も、プロモーションもままならない状況で、4月15日という発売日を迎えました。今月末に予定していたリリースパーティー東京編も中止。実は同日にミュージックビデオの撮影も予定していましたが、それも白紙に戻しました。ここだけの話、Kan Sanoくんのスケジュールも抑えていたんです。無念。

 ただ、不思議なもので、心は折れるどころか強くなってると感じます。世の中に無念が溢れれば溢れるほど、今この時期に新曲をリリースできて良かったと思うほどです。それはSNSに届く新曲の感想を見てもそうだし、今日のラジオ生放送をやってみても感じることです。「制作中は自分のため、発売日以降は誰かのための音楽」といつかのインタビューで言った記憶があるけど、今まさにそう思っています。今こそ音楽。全ての芸術。命は救えなくても、生きていくには必要なもの。音楽や絵や本や演劇やお笑いが部屋になく、テレビやパソコンの中にもない世界では、今の自粛生活も成り立たないでしょう。全てが終息したあとに、色んな場所がなくなっていることを想像したら、気力もなくなるでしょう。希望を絶やさないために、できることをやっていこうと思います。

 まだ1ミリも諦めてないってことを、「The Smoke Is You」を使って叫んでいこうと思ってます。今日はとにかくその意思表明をしたかったんです。作品に関して語るのは、また別の場所で。手紙の形をしたグッズ「A SONG FOR YOU」の新作、ZOOMを使った取材なども進行中。お楽しみに。

 いつもとは違う新曲のリリース日。忘れられない1日。

The Smoke Is You
2020.4.15 out
Produced by Kan Sano
 

MUSICIAN IN RESIDENCE Toyooka -

 先日、2泊3日で兵庫県の豊岡市を訪れました。ライブではなく、アウトドア関連の仕事でもなく、プライベート旅行でもない、不思議な旅。SNSで写真や動画をアップするたびに、DMで「最高ですね!ところで何をしてるんですか?」というメッセージが届く。情報を公開して良いのか、その辺も曖昧なまま、景色を楽しみ、食を楽しみ、温泉を楽しんで、東京に戻ってきました。

 ここで改めて正式に。

 この度、「ミュージシャン・イン・レジデンス 豊岡」に参加することになりました。bonobosの蔡さんが2018年の秋に10日間の滞在を経て楽曲を完成させた企画の第2弾。当然、街全体が動いているであろうこのプロジェクトに、僕を選んでくれたことにまず感謝します。僕みたいな活動スタンスの人間を選んでくれるあたり、「ただ盛り上がればそれで良し」といった感情とは別の心意気を感じています。

 いろんな芸術の分野で行われてる動き。生活する場所を少し変えて制作すること。音楽に関しては少し遅れているように今は感じています。今言えることはまだ少ないのですが、挨拶を目的とした今回の旅でも思うことはあったし、再び訪れる3月20日には豊岡市内で蔡さんとアコースティックライブをすることも決まっています。もうすでにその日が楽しみだし、もっといえばこのプロジェクトにしっかり火がついた自分も感じていて、この先が楽しみです。豊岡市のみなさん、しばらくお世話になりますがよろしくお願いします。

 そう遠くない未来に、いろんなミュージシャンと豊岡の街が素敵な関係になっていることを想像しながら。

IMG_9953.JPG

A SONG FOR YOU -

 アルバム『BREATH』のリリースツアーが終了して3週間が過ぎました。さすがに余韻も落ち着いたけど、今回はツアーの期間が6月から10月と長期に渡っていたというのもあるし、その間に新曲をリリースしたくなるほどの濃密さもあって、振り返るのにも少し時間がかかりました。来てくれたみんなはどうだっただろうか。

 その新曲リリースというのにも大きく関わったのですが、今回は『A SONG FOR YOU』という新しい試みについて少し書いておきます。時間あるときに読み進めてください。

 まず、『A SONG FOR YOU』というのはグッズのひとつで、シリーズ化を目指しているわけですが、入れ物は封筒の形をしています。決まりとしては、音楽がなんらかの形で同封されていることと、それに対する想いを手紙のような感覚で綴っていこうかなということくらい。細かいことはあまり決めていません。

 何も告知せずに突如新曲を配信したり、レコーディング終了とほぼ同時にみんなに聴いてもらえたり、ストリーミングで音楽をリリースするようになって、そのスピード感とか共有する空気みたいなものが今の時代に合ってるし、音楽を作ってるこっちも楽しいし、逆に音楽リスナーとしても便利だし、良い時代だなと思っています。なので、これからもストリーミングサービスを使って、配信などは積極的にやっていくでしょう。

 で、それとはまた別の想いもあって、ひとつはやっぱりライブを体感してほしいなということ。もうひとつは、モノを持っていてもらうことで大切にできる音楽と、その作品の音以外の部分もやっぱりあると思っていて、それはその人の人生の中に在りたいということなのかもしれません。「人生のあの時期」っていうのを僕の音楽を通していつでも思い出せるように、そんなことを願っています。

 で、思いついたのが『A SONG FOR YOU』というグッズ。「音楽を売る」という、ある意味、ミュージシャンとしては当然のことですね。ただ、配信とはまた別の気軽さがそこにはあります。

 Vol.1は新曲「One Love」を中心にした作品。曲に込めた想いなどをしっかりと届けるためにも、この形は良かったのではないかと自画自賛してます。チェックしていなかったという人はまだ少し残っていますので、ぜひ。

 で、なんとVol.2を早くも作りました。2ヶ月連続ということになりますね。ちなみに、これは予定になかったことです。なぜこんなことになったのか。ここで話は冒頭に戻りますが、きっかけはアルバム『BREATH』のツアー完結にあります。MC含めノーカット2時間のライブ音源と、山川哲矢による当日の写真を軸に、思い出の共有というのが作品テーマです。余韻をどうしようかと考えた結果、今回はブログではなく、『A SONG FOR YOU』として残すことにしました。ライブ音源に関してはブックレットにその想いを書いたので、買ってくれた人は聴きながら読んでみてください。そして、ライブ写真も音楽と似ているところがあると思っていて、SNSやライブレポートで気軽に観られるのも嬉しいけど、どうしても流れていってしまうものかなとも感じています。なので、今回は20ページのジンを作りました。持っていてほしい小さな写真集です。

 あまり高いものにせず、チープだけどなんか温かい作品として、『A SONG FOR YOU』を続けていければ良いなと思っています。手にしてもらえればその意味がわかるかなと思うので、ライブ会場の物販や、ウェブショップをたまに気にしてみてくださいね。
C038DCAF-8957-4B94-916A-DF23D95DB502.JPEG525921EC-ADD7-4F2D-BB0A-09127045C82B.JPEG

One Love & ROOMS by LINE LIVE -

 このページでブログを更新しようとするたびに、リリースのタイミングやツアーファイナル直後にしかアップできてなくて、なんだかもっと気軽に更新したいなとは思ってるんですが、いかんせんSNSをしっかり楽しんじゃってる方なので、今のところ日常はそっちで報告するで良いか、という結論に至る今日この頃です。

 そんななか、またSNSを使って新しい試みをしてみようかなと思ってます。その名も、[ROOMS by LINE LIVE]です。

 明日9月25日は、新曲「One Love」のデジタルリリース日になります。それを記念して、21時からアコースティックライブ[ROOMS]を開催しようかなと。で、その会場がLINE LIVEという感じです。

 インスタライブで今までもやったことはあるので、何が違うのかと言われるとまあ一緒なのですが、もうちょっとちゃんと歌おうかなという感じです。突発的にじゃなくて告知してやるってところが違うところかな(笑)。なのでインスタライブはまた突発的にやります。酔いのやつ。
 せっかく公式ラインアカウントも作って動かしてもらってるし、そっちの使い道も探してたので、ここらでやってみて相性が良かったら続けようかなくらいの感じです。なので、Keishi Tanakaの公式アカウントをフォローして、送られてくる視聴方法などの詳細を確認をお願いします。

 というわけで、もうすぐ日付が変わって、9月25日になったら新曲「One Love」がデジタル配信スタートになります。この夏の思い出の曲。今までで最も素直な気持ちで作りました。その辺の想いはライブの物販で読んでもらえるように準備中。ライブ会場のグッズに、3曲入りのCD(ライブ音源も収録)、ミニポスター、ブックレット、ステッカーなどをセットで用意します。その辺の説明も明日のLINE LIVEでするつもりです。新曲「One Love」を聴いて、明日の[ROOMS by LINE LIVE]も楽しんで、あとはもう10月のリリースツアーで喜びを全て解放して、Keishi Tanakaの音楽全てを受け取ってください。

 楽しみだね。

keishi_linelive-01.jpg