Keishi Tanaka

The Smoke Is You Release Tour at Your Home -

 本格的に暑くなり、春が終わったと同時になんだか一区切りのような気分。都知事を決める大事な選挙の投票に行ったあと、なにもする気になれずボーっとしてるうちに夜になり、ちょうど今、選挙結果が速報で流れました。今週末は音楽活動は休憩って感じです。いや、この春はずっと休憩してたんだっけな。今は熊本や鹿児島が心配です。友人たちやその家族の無事は確認できましたが、このあとも油断せず、これ以上被害が出ないように祈るばかり。

 6月11日から先日7月3日までの僕に付き合ってくれたみんなには心から感謝します。[The Smoke Is You Release Tour]の中止を受けて、[The Smoke Is You Release Tour at Your Home]という3ピースセットの配信ライブ&11本のインスタライブを開催しました。なんだかとても有意義な時間の使い方だったなと。配信ライブは妥協なく最高の作品を届けられたかなと思うし、インスタライブも各地の仲間を紹介したり、ツアーに行ってたらここで飯食ってたかなーとか、そんな空想して楽しませてもらいました。参加してくれたみんな、本当にありがとう!下に名前を羅列しておくので、画面見てて気になったDJとかいたらメモってくださいね。みんな最高な仲間です。

【東京】Weekend Garage Tokyo, Junpei Komiyama, Keito Taguchi (LUCKY TAPES), Ryoji Yanagida, Yoshiki Hatada (SOUND ACTION), Daisuke Kitayama (THREE IS A MAGIC NUMBER), Yousuke Hayashi, Yuki Tanzawa, Daisuke Fujii, Tetsuya Yamakawa, Misato Iwamoto, Akiko Toda (GREENS), Daisuke Tsuchiya (JAILHOUSE), Hibiki Takada (HIPLAND MUSIC), Satoshi Miyashita (HIPLAND MUSIC),【大阪】NOON + CAFE,【松山】Double-u studio,【福岡】Kieth Flack, SHOTA-LOW (DJ), YOSUKE (DJ),【米子】MOON & SPOON, YOHEYBOYS (DJ), YUMY (DJ),【四日市】Advantage, OYAZI (DJ), MAYA KOMADA (DJ), Akira Yotsumoto, Chan Keng,【富山】HOTORI, CHIGON (DJ), NAKAO (DJ), YAMARI (DJ), Kazuhiro Bessho,【高崎】WOAL, TAM-ATU (DJ),【山形】SANDINISTA, SHINYA TAKATORI (DJ),【盛岡】Club Change WAVE, Achico (Ropes),【宇都宮】HELLO DOLLY, Masafumi Todaka (Ropes),【名古屋】K.D ハポン ------- and YOU!!

 この散々なニュースが流れまくる世の中において、これだけひとつの音楽活動に全力を注げたのは、間違いなく周りにいる人のおかげです。関わってくれた全員に感謝してます。そして行けなかった街やライブハウスにも。必ず次につなげます。
 

 

1593674080587.jpg

 

Statement by Keishi Tanaka -

 「焦らずに」と自分に言い聞かせてきた。そこにいる人の目ではなく、カメラの前で空中に漂うなにかを見つめながら歌った。マイクに歌を吹き込み、ラジオやネットに乗せて飛ばしたりもした。とにかく立ち止まらずに音楽を続けよう。そう決めたのは3月3日、Instgramに投稿したひとつのため息がきっかけだった。もらったコメントで目が覚める。それから約4ヶ月。まだ生きている。心はまだ無事だ。

 「焦らずに」と自分に言い聞かせている。焦らずに、やれる場所でやれるライブを計画するところからはじめようと思う。意見を言い合える仲間の店で、全員が少しでも安心して楽しめるように、屋上と窓越しをキーワードに準備を進めている。国や東京都が示すガイドラインを元に注意書きを用意し、全員に目を通してもらう。ただ、その注意書きはルールではなく、強いていうならマナーくらいのものと思ってほしい。楽しむことに必要なのはルールではない。今回はその気になれば全員の顔を覚えられる人数。そうであれば、お互いを感じることで、嫌な思いをせずに同じ空間を共有できるのではないか。僕も、事務所も、店も、お客さんも、一緒にひとつのライブを作る感覚。今回はいつもにも増してその感覚を信じたい。

 「焦らずに」と自分に言い聞かせる生活は、まだしばらく続きそうだ。そのなかで、どのようにライブを取り戻していくのか。今のところ、信じられる人と、少しずつはじめるよりほかない。それが唯一の方法だと思っている。正解はわからない。リスクは残る。それでもいつかはやる。ただそれだけのこと。ゆっくりと、自分のやり方ではじめよう、お互いに。

 その歩みの一歩として、「ROOMS」を開催します。


keishi_rooms2days_a5_ok_inst_01.jpg

ツアー中止、そして新曲「揺れる葉」 -

 今日の昼、6月11日から始まるはずだった11本のツアーの中止を発表しました。

「6月になったら新曲を持って全国をまわる」

 今年に入ってその準備を続けてました。新曲のプロデュースを依頼したKan Sanoくんと共に制作を進め、新曲のタイトルが「The Smoke Is You」に決まり、音を完成させたのが3月中旬。散々なニュースはすでに世界中を覆っていましたが、その時点では6月のツアーに関しては当然諦めてはなかったです。

 それが4月に入り、「夏までライブは難しい」「秋も無理だろうね」「今年は諦めた」など、いろんな人のいろんな意見が聞こえてきて、なんだかずっと頭の中が忙しいというか、落ち着かない日々が続いていました。誘われていたライブが中止になっていくのもそうだけど、やはり自分のリリースツアーの予定があったというのが大きいです。自分のツアーなのに「どうしようかな?」じゃなくて「どうなるんだろう?」という感じで、舵をとれないことへの苛立ちみたいなものもあったなと、今思えば。とはいえ、みんなが苦しいこの状況で嘆く気持ちにもなれず、仲間と新曲を作って発表したり、家での時間を使ってラジオという新しいこと始めてみたりで、割と忙しく過ごしています。自分のためにも創造を続けていたいという感じ。

 5月になり、本格的にツアー開催の協議を重ねました。結論は冒頭にも書きましたが、全日程の中止。今回は延期ではなく中止。普段なら延期という判断をしそうなところですが、次の予定が立てられない今は一度中止にするしかないとのこと。心ではなく頭で理解しました。ただ、ツアー名は変わるかもだけど、どの街にも行けるようになったらまた計画して必ず行きます。いつになるかは言えないけど、また必ず行きます。

 このブログで何を言いたいかというと、ツアー中止の発表のあとで、今以上に暗い気持ちにはなってほしくないなということ。それを自分にも言い聞かせるように、いろんなアイディアをずっと考えていました。現状で思いついているのは5つ。ひとつは今週からnoteを使って始めたラジオ。そこで近況を話したり、みんなの近況を聞いたりできたら良いなと思ってます。
 そして次に、こちらもnote限定で先ほどリリースされた新曲「揺れる葉」です。ツアーの中止が視野に入った頃、自分の動揺もそうだし、楽しみにしてくれていた人にも少なからず与えてしまう動揺を想像して曲を書き始めました。それ以外にも不安が多い今日この頃。誰かの眠れない夜を想像していたら、近くに「おやすみ」という名前で活動している友達がいることを思い出しました。すぐに彼らに連絡すると喜んでくれました。感謝しながら曲を書き、歌詞を書き、ひとりで声を吹き込みました。なるべく今までと変わらない言葉を使って。

 ほかのアイディアについてはまた来週あたりにお知らせします。とにかくこのツアー中止の決定は、ただ全てを諦めただけではないということ。今できることを自分のペースで続けていきます。みんなも無理せず、自分のペースで。

 あ、最後に。「揺れる葉」は新曲ということもあり、noteでは無料配信ではなく販売しています。余談ですが、noteが楽しくなってきているので、ぜひ遊びに来てください。そして一方で「揺れる葉」は多くの人の夜に鳴ってほしい曲でもあるので、YouTubeにもフルであげました。ここだけの話、無料で聴けます。揺れる想い(笑)。とにもかくにも、夜に静かに楽しんで。いい夢みろよ。

noteはこちら
https://note.com/keishitanaka/n/naa19b6c34cdb

「Fallin' Down」という新曲のこと -

 先日、note限定で「Fallin' Down」という新曲をリリースしました。

 参加してるミュージシャンは僕を入れて8人。そこにミックスエンジニア加えた9人で音楽を作りました。そこにアートデザイン、デジタルブックレットを作ってくれたスタッフも加えて、今回の作品を作りました。誰とも顔を合わせず、それぞれのリビングで録られたであろうこの音を聴いて、今のこの世界が現実だという実感がわきました。

 「The Smoke Is You」がまだラジオやサブスクのプレイイストを賑わせているタイミング(ありがとうございます!)での新曲発表は、本来のタイミングではもちろんないのですが、もはや「本来ってなんだっけ?」というくらい世の中が変わってしまったので、一旦その辺りは端に置いておくことにしました。その方が面白いかなと。
 動機は単純で、いつもサポートしてくれてるメンバーと音楽をするためです。ライブがなくなって、スタジオに入ることもなくなり、急に疎遠になってしまったので(笑)。4月に入り、ぼんやり考えていたことをみんなに伝えたら、メールの文面だけでも音楽ができる喜びみたいなものが感じられて、これはなんとしてでもリリースまで持っていこうと改めて決意をしたわけです。僕がこの自粛生活でも音楽をやめなければ、そこに音楽の仕事が生まれる。これは結構大事なことだと思ってます。

 気軽にリリースをするために、noteという箱を作りました。気軽すぎて、ダウンロードしたファイルの名前が仮タイトルみたくなってるかも?それもご愛嬌ということで(笑)。もしそういう人がいたら、セルフで「Fallin’ Down [Home Recording Version]」と直して完成させてください。

 セルフといえば、今作はホームレコーディングバージョン。録音もみんな自分でしています。どんな機材で録音したのか、それぞれのインスタグラムで紹介しているので、ぜひ覗いてみてください。マニアックで面白いです。
 さらに、今回はポスターやZINEをセルフで作成できるデータ付きです。noteにあるURLをクリックしてデジタルブックレットを最後までみてもらえると、ダウンロードデータがあるので、パソコンでぜひ。デザインを担当してくれたイワモトくんと毎晩ミーティングを重ねたナイスアイディアだと思ってます。さっそく作ってくれた人の写真をSNSでみて、とても幸せな気分をもらってます。家での時間を少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。

 さて、少しは興味持ってもらえたかな?noteのURLを貼っておきます。続きはそちらで楽しんでください。

noteのURL
https://note.com/keishitanaka

fallindown_jk.jpg1588425221089.jpg629E3878-23B0-4449-9867-EC389B005D3D.jpgD2A40934-9AE0-43E9-95E6-A4F1496B084C.JPEGS__21102599.jpg

ライブハウスへのドネーション楽曲「Baby, Stay Home」 -

 家で過ごす時間が多くなった。非日常だと思ってた生活が、日常になりつつあります。考える時間は増えてく一方だけど、答えらしきものはほとんど出てきません。答えがわからないまま、それぞれの考えで動く。今はそれしかないと思っています。(想いはひとつ前のブログ参照 : http://keishitanaka.com/blog/2020/04/2020415.html)

 ライブはなくなり続けてるけど、リリースは続いています。4月に入り、楽曲提供&サウンドプロデュースをしたNegiccoのNao☆さんのソロ曲「rainy 〜next seasons〜」、Kan Sonoくんと作った自分の新曲「The Smoke Is You」、Frontier Backyardの宅録企画「h/e/a/r/t/b/r/e/a/k」と3曲リリースされ、今回は4曲目のお知らせ。

 10日ほど前からSNSで公開制作していた曲が完成したので、ダウンロード販売することにしました。13人の仲間と作った作品で、ぞれぞれの想いが歌詞とメロディーとアートワークで表現されています。タイトルは「Baby, Stay Home」。外出自粛をしてる人も、仕事を続けている人も、家にいる時間を少しでも良い時間に変えられるようにと思って書きました。ちなみにみんなを代表するつもりはないので、あくまで僕のパート、個人の想いです。

 そして、ここからは参加メンバーのみんなで話し合って決めたことです。

 今回はOTOTOYの「Save Our Place」を利用して、クレジット手数料を除く全額を、一部のライブハウスとクラブに届けることにしました。

OTOTOY「Save Our Place」
https://ototoy.jp/feature/saveourplace/

 ドネーションの対象は、「3月、4月に参加メンバー自身が中止を決定した会場」とさせてもらいました。「助けたい場所」という気持ちだけではとても絞りきれず、まずは自分たちが穴を空けてしまった会場からという想いです。その先はまた考えていくので、今はこの条件に関しても理解してもらえたら嬉しいです。

 あと、「ミュージシャンに直接届けたい」というありがたい言葉も少しずつ届いています。ありがたいことです。ただ改めて伝えたいのですが、ライブができる場所を助けることは、僕らを助けることになります。終息したあとのことを想像してみてほしい。音の鳴る場所を守りたいんです。自分のことに関しては、今後もいろいろと考えていきます。いろいろ発表して、みんなを楽しませられたらなと思うし、場合によってはみんなの気持ちもありがたく受け取ります。ただ、今回は僕らに対する気持ちも一緒に乗せてもらえたらと嬉しく思います。

 いろいろ書きましたが、とても良い曲ができたということを最後に書いておきます。メロディーが変わり続けるのに、ひとつの芯がある面白い曲です。そして歌詞がそれぞれのメッセージ。一緒にこの流れを作っている最高な仲間たちを誇りに思います。


参加アーティスト : 岩崎慧 (セカイイチ) / Keishi Tanaka / 柴山慧 / 谷川正憲 (UNCHAIN) / LOVE / 岸本亮 (JABBERLOOP, fox capture plan, POLYPLUS) / 紗羅マリー (LEARNERS) / 岩崎愛 / 村松拓 (Nothing's Carved In Stone, ABSTRACT MASH) / 桃野陽介 / 松本誠治 (the telephones, We Come One, Migimimi sleep tight, 大宮Base) / ナギケン (HardyRyan) / 【Cover Design】TA-1 (KONCOS, Anoraks)


対象ライブハウス & クラブ : FEVER (東京)、GRAPEFRUIT MOON (東京)、musica hall cafe (札幌)、ONZO (高知)、Orgam bar (東京)、SHELTER (東京)、Sound lab mole (札幌)、UnderSea (高松)、WWW X (東京)、440 (東京)、ファンダンゴ (大阪)、ムジカジャポニカ (大阪)

IMG_0584.JPG